(目的)

第1条　この条例は、本町への企業の誘致又はこれらの企業の事業拡大を促進するため、奨励措置を講ずるほか各種の支援をすることにより、その設備投資を容易にし、もって産業の振興及び雇用の拡大を図ることを目的とする。

(定義)

第2条　この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(奨励の措置)

第3条　町長は、工場等を新設し、又は増設しようとする者のうち、特に指定する者に対して次に掲げる援助あっせんをし、又は便宜を供与するものとする。

(指定の基準)

第4条　前条の指定とは、新設工場等又は増設工場等の規格が次の各号に該当するものでなければならない。ただし、町長が特に必要と認めた場合は、この限りでない。

(指定)

第5条　指定を受けようとする者は、書面により町長に申請しなければならない。

(貸付けの基準)

第6条　町長は、前条第2項の指定を受けた者のうち、次の要件のすべてに該当する場合は、地域総合整備資金(財団法人地域総合整備財団)を当該年度の町財政事情に合わせて同資金貸付要綱に基づき貸し付けることができる。

(承継人の指定)

第7条　町長は、合併、譲渡、相続その他の事由により指定を受けている者に異動を生じた場合は、その事業の承継人に引継ぎ指定したものとみなす。

(指定の取消し又は奨励措置の取消し)

第8条　町長は、指定を受けた者が次の各号のいずれかに該当するときは、その指定を取り消し、又は奨励措置を停止し、若しくは適用した奨励措置の全部又は一部に対し、徴収、返還又は賠償をさせることができる。

(事業報告の徴収及び指示)

第9条　町長は、指定を受けた者に対し奨励の措置の適用に係る事業について事業報告を求め、又は奨励措置の適用に関し必要な指示をすることができる。

(委員会)

第10条　この条例の適正な運営を期するため、板野町工場等設置奨励委員会(以下「委員会」という。)を置く。

(委任)

第11条　この条例の施行について必要な事項は、規則で定める。